あたたかい

 

 

きょうは、息子の参観日。

 

お昼の給食試食も申し込む。

 

おかめの水槽をきれいに磨いて、

 

そのあと小一時間ほど甲羅干し。

 

朝、いろいろとごたごたがあり、

 

おかめを水槽に戻すのが遅れる。

 

発見した時には、おかめは動かなくなっていた。

 

急いで、もうそれはそれは大急ぎで家族を呼び戻す。

 

なんてこと。

 

思考回路も真っ白になり、悲しみと償いとそれ以上の

 

大きな大きな深い悼みが返すことなく押し寄せ砕ける。

 

そこへ、うどうくんが帰宅。

 

水槽のおかめに話しかける声がする。

 

「あれ。おかめ生きちゅうかも!!」

 

とのことで、急いでおかめのもとへ。

 

なんと!おかめ。生きてたよー!!!

 

こんなに嬉しいことはないと思えるほどに

 

ありがたくて嬉しくて、おかめに感謝した。

 

おかめのあたたかな命に、心からの感謝を。

 

そのあと、給食試食会はうどうくんにお願いして、

 

復活したおかめを見守る。

 

参観日も滞りなし。

 

帰宅後、いつもよりおかめを気に掛ける様子に、

 

息子に、「どうしたが?おかめ?」

 

と質問される。

 

甲羅干しのことを伝えると無言。

 

きょうのできごとは、ちっとも大げさではなくて、

 

命の尊さを、儚さをしっかりと思い知る出来事となる。